「梅雨になると、夜なんとなく寝苦しい」
「暑いほどではないのに、布団の中がジメジメする」
「朝起きても疲れが残っている気がする」
そんなふうに感じることはありませんか?
梅雨の寝苦しさは、気温だけが原因ではありません。
実は、湿気の多さも睡眠の質に大きく関係しています。
この記事では、梅雨に寝苦しくなる原因と、湿気で睡眠の質を下げないための対策をわかりやすくまとめます。
梅雨の寝苦しさは「温度」より「湿度」が原因のことも多い
梅雨の夜がつらい理由は、気温だけではなく、湿度が高いことにあります。
たとえば、同じ26℃でも湿度が低い日と高い日では体感がかなり変わります。
湿度が高いと汗を乾きにくくなり、体から熱が逃げにくくなるため、実際の気温以上に蒸し暑さを感じやすくなります。
そのため、梅雨の睡眠対策では「何℃にするか」だけでなく、「湿度をどう下げるか」が大切です。
目安としては、寝室の湿度を40〜60%くらいを意識すると快適に感じやすくなります。
梅雨に寝苦しくなる主な原因
1. 汗が蒸発しにくくなる
人は眠る時、体の深部体温を少し下げることで眠りに入りやすくなります。
そのためには、体の熱をうまく外へ逃がすことが大切です。
しかし、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなります。
汗を乾かないと体の熱が逃げにくくなり、布団の中でベタつきや暑さを感じやすくなります。
「気温はそこまで高くないのに寝苦しい」という時は、湿気が高いせいで体の熱が逃げにくくなっている可能性があります。
2. 布団や寝具が湿気を含む
梅雨は空気中の湿度が高いため、布団や枕、パジャマも湿気を含みやすくなります。
寝具が湿っていると、肌に触れた時にベタつきや重さを感じやすくなり、寝返りを打ってもスッキリしません。
さらに、湿気がこもった寝具は、においやカビの原因になることもあります。
特に、敷布団やマットレスの下は湿気がたまりやすい場所です。
朝起きたあとに布団をあげたりベッドメイキングをして、寝具に湿気をためないようにしましょう。
3. 部屋干しで寝室の湿度が上がる
特に梅雨の時期は洗濯物を部屋干しする機会が増えてしまいます。
ただ、寝室や近い部屋に洗濯物を干すと、室内の湿度が上がりやすくなります。
「寝る前に部屋干しして、そのまま寝る」
「ワンルームで洗濯物と同じ空間で寝ている」
このような場合、寝室の湿度が上がってしまうため、寝苦しさにつながることがあります。
4. エアコンを我慢して部屋に熱がこもる
梅雨の時期は、真夏ほど暑くない日も多いため、エアコンをつけるか迷いますよね。
しかし、湿度が高い日は、体感温度が上がりやすくなります。
室内や夜間でも暑さによる体調不良は起こるため、無理に我慢しないことが大切です。
厚生労働省や環境省も、暑さ対策としてエアコン等による温度調整や、部屋に熱がこもらない工夫を呼びかけています。

湿気で睡眠の質を下げない対策
1. 温湿度計を置く
まずおすすめしたいのが、寝室に温湿度計を置くことです。
体感だけで判断すると、「暑いのか」「湿気が多いのか」がわかりにくいことがあります。
温湿度計があれば、寝苦しさの原因を数字で確認できます。
たとえば、室温が26℃でも湿度が75%あるなら、かなりムワッと感じやすい状態です。
逆に、室温が少し高めでも湿度が下がるだけで快適に感じることもあります。
梅雨の寝室では、温度と湿度をセットで見るようにしましょう。
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2. エアコンの「除湿」や「冷房」を使い分ける
梅雨の寝苦しさ対策では、エアコンの除湿機能が役立ちます。
「暑い」というより「ジメジメする」日は、まず除湿を試してみるのがおすすめです。
湿度が下がるだけで、同じ室温でも気分も楽になることがあります。
一方で、室温そのものが高い日は冷房を使った方が快適です。
寝る前にエアコンの設定温度を下げておき、寝る時は温度を上げて丁度良い温度にしておくと、寝苦しさは解消できるはずです。
エアコンは「睡眠環境を整える道具」として使いましょう。
3. 寝る前だけでも除湿する
一晩中エアコンをつけるのが苦手な方は、寝る前の1〜2時間だけでも除湿しておくと、布団に入った時のジメジメ感を軽減できます。
寝室の空気と寝具が湿ったままだと、布団に入った瞬間から不快感を感じやすくなります。
先に部屋の湿度を下げておくことで、入眠がかなりラクになります。
4. サーキュレーターや扇風機で空気を動かす
湿気は空気がこもる場所にたまりやすいです。
エアコンや除湿機を使っていても、空気が動いていないと部屋の一部だけジメジメすることがあります。
そんな時は、サーキュレーターや扇風機で空気を循環させると効果的です。
ただし、風を直接体に当て続けると冷えすぎたり、喉が乾燥したりすることがあります。
壁や天井に向けて風を送る、首振りにする、弱風にするなど、体に当たりすぎない工夫をしましょう。
5. 寝具の湿気を逃がす
梅雨の睡眠対策では、部屋だけでなく寝具の湿気対策も大切です。
朝起きたら、掛け布団をめくって湿気を逃がしましょう。
敷布団の場合は、すのこや除湿シートを使うのもおすすめです。
マットレスの場合も、定期的に立てかけたり、風を通したりすると湿気がこもりにくくなります。
また、パジャマやシーツは吸湿性・通気性の良いものを選ぶと、寝苦しさを軽減しやすいです。
綿や麻など、肌にまとわりつきにくい素材を選ぶと快適です。
6. 部屋干しは寝室から離す
梅雨は部屋干しを避けにくいですが、できれば寝室には干さない方が快適です。
どうしても同じ部屋に干す必要がある場合は、寝る時間までにできるだけ乾かす、除湿機やサーキュレーターを併用する、洗濯物を寝具の近くに置かないなどの工夫をしましょう。
部屋干しの湿気は思った以上に室内に広がります。
寝る場所だけでも湿気をためないようにすると、夜の不快感が減りやすくなります。
やりがちなNG習慣
エアコンを完全に我慢する
値上げが気になり電気代を節約しようと、エアコンをつけずに寝ようとする方も多くなると思います。
ただ、湿度が高く寝苦しい日は、睡眠の質が下がって翌日の疲れにつながることがあります。
室内や夜間でも暑さにより体調不良に陥ってしまうとトータルでマイナスになってしまいます。
無理に我慢するより、エアコンのタイマーを使ったりなど、必要な時間だけでも快適に過ごすようにしましょう。

洗濯物を寝室に干したまま寝る
ワンルームなどの部屋では仕方ないですが、寝室に洗濯物を干したまま寝ると湿度が上がりやすくなります。
どうしても避けられない場合は、サーキュレーターや除湿機を使って、寝る前までにできるだけ湿気を逃がしておきましょう。
朝起きてすぐ布団をたたむ
基本的に年中寝ている間、人は汗をかきます。
朝起きてすぐ布団をたたむと、湿気を閉じ込めやすくなります。
梅雨の時期は、起きたらまず掛け布団をめくり、少し風を通してから整えるのがおすすめです。
こんな時は生活習慣も見直してみる
湿気対策をしても寝苦しさが続く場合は、寝室環境だけでなく生活習慣も見直してみましょう。
- 夜遅くにカフェインを摂っている
- 寝る直前までスマホを見ている
- 夕食や入浴の時間が遅い
- 休日に寝だめして生活リズムが乱れている
- 日中の運動量が少ない
梅雨は天気が悪く、日中の活動量が落ちやすい季節です。
体が疲れていないのに、頭だけ疲れている状態になると、眠りに入りにくいこともあります。
寝室の湿度対策とあわせて、夜の過ごし方も整えてみると、眠りやすさが変わるかもしれません。
まとめ
梅雨に寝苦しくなる原因は気温だけではなく、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体に熱がこもったように感じやすくなります。
さらに、寝具が湿気を含んだり、部屋干しで寝室の湿度が上がったりすると、布団に入った時の不快感が強くなります。
梅雨の睡眠対策では、次のポイントを意識してみてください。
- 温湿度計で寝室の状態を確認する
- 除湿や冷房を無理なく使う
- 寝る前だけでも湿度を下げる
- サーキュレーターで空気を動かす
- 寝具の湿気を逃がす
- 部屋干しを寝室から離す
梅雨の寝苦しさは、少しの工夫でかなり軽くなることがあります。
まずは寝室の湿度を確認するところから始めてみてください。
数字で見るだけでも、「今日は除湿した方がよさそう」と判断しやすくなります。
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