「日光を浴びると体にいい」と聞く一方で、シミや日焼けは気になりますよね。
外に出たほうがいいのか、なるべく日差しを避けたほうがいいのか、迷うこともあると思います。
大切なのは、日光の働きを学んで分けて考えることです。
朝の明るさは生活リズムに関わりますが、紫外線を浴びれば肌に影響はあります。
本記事では、日光が肌や体に与える影響と、日常で取り入れやすい対策を紹介します。
日光が肌に与える影響とは?
日焼けだけでなく、シミやしわの原因にもなる
日光に含まれる紫外線は、肌に赤みやヒリヒリ感を起こすだけでなく、長い間浴び続けることで、シミやしわの原因にもなります。
このような紫外線による肌の変化を「光老化」といいます。
年齢を重ねることで起こる変化とは別に、日差しの影響も積み重なるということです。
見た目の変化だけでなく、皮膚がんのリスクにも関わるため、日焼け対策は肌の健康を守る意味もあります。
「赤くならなかったから大丈夫」とはf考えず、日頃から無理なく対策を続けましょう。
UVAとUVBは、肌への影響が少し違う
地上に届く紫外線には、主に次の2種類があります。
- UVA:しわやシミなどに関わり、窓ガラスも通り抜けることがある
- UVB:肌が赤くなる日焼けの主な原因になる
どちらも肌に影響するため、片方だけ防げばよいわけではありません。
窓際で日差しを長時間浴びる時も、屋内だからと油断しないようにしましょう。米国皮膚科学会の解説
日光には体に役立つ働きもある
朝の光は、生活リズムを整えてくれる
目から入る光は、眠る時間や起きる時間に関わる「体内時計」を調整します。
朝に光を取り入れることは、生活リズムを整えるうえで役立ちます。
ただし、これは「肌を日焼けさせるとよい」という意味ではなく、朝はカーテンを開けて光を軽く取り入れて外出の時は肌を守ることを心がけましょう。
健康のためと思って無理に長時間日光浴をする必要はありません。

ビタミンDは、食事からもとれる
紫外線には、皮膚でビタミンDを作る働きがあります。
ビタミンDは、骨の健康に必要な栄養素です。
ただし、作られる量は季節や地域、肌の色などで変わるため、「誰でも毎日○分浴びれば十分」とは言えません。環境省の紫外線マニュアル
米国皮膚科学会では、ビタミンDを得るための日光浴を勧めず、食事から十分にとることを勧めています。
不足が心配な場合は、日光浴やサプリを自己判断で増やす前に、医師に相談しましょう。米国皮膚科学会の説明
肌を守りながら日光と付き合う3つの方法
1. 外出前に、紫外線の強さを確認する
実は気温やまぶしさだけで、紫外線の強さは判断できません。
曇っていても紫外線は地上に届きますし、雨が降っていても紫外線は降り注いでいます。
外出前には、紫外線の強さを表す「UVインデックス」を確認してみてください。
予定を動かせるなら、紫外線の強い時間を避け、朝夕に買い物や散歩をする方法もあります。
もちろん、紫外線対策をして外出するなどの対策も良いでしょう。
2. 日焼け止めは、塗る量と塗り直しを大切にする
日焼け止めは、数値が高いものを使って終わりではありません。
少量を薄く伸ばしたり、汗で落ちたままにしたりすると、十分な効果を得にくくなります。
商品の説明に沿った量を、むらなく塗りましょう。
米国皮膚科学会は、UVA・UVBの両方を防ぐSPF30以上の日焼け止めを勧めています。
泳いだ後や汗をかいた後にも塗り直しは推奨ですが、個人的には2時間ごとに塗り直すことを徹底しています。
3. 日傘や帽子も組み合わせる
日焼け止めだけに頼らず、日傘、つばの広い帽子、肌を覆う服も組み合わせましょう。
日陰を選んで歩くこともある程度は対策になります。
例えば、通勤や買い物なら「出発前に日焼け止めを塗り、日傘を持つ」と決めておくと、準備を習慣にしやすくなります。
日焼けしてしまった時はどうする?
赤みや熱っぽさが出たら、まず日差しや肌への刺激を避けて冷たい濡れタオルやシャワーでやさしく冷やします。
氷を直接当てたり、むけた皮をはがしたりしないでください。
保湿して肌を保護したり、水ぶくれはつぶさないようにし迷う場合は医療機関へ相談することをお勧めします。
まとめ:日光のよい働きと、肌を守ることは分けて考えよう

日光には体内時計やビタミンDに関わる働きがあります。
一方、紫外線の浴びすぎは日焼けやシミ、しわにつながります。
美容目線では、「日差しをたくさん浴びる」よりも、生活リズムを整えながら肌を守ることを大切にしましょう。
まずは外出前に紫外線情報を確認し、日焼け止めと日傘や帽子を用意するところから始めてみてください。
※一般的な情報であり、診断や治療に代わるものではありません。皮膚の病気がある方や、治療中の方は、日光の浴び方について担当医の指示を優先してください。
